米国FXCM社が、12月2日、ニューヨーク証券取引所に上場を果たしました。

日本に本社があるFXCMジャパンのFXサービスTS(トレーディング・ステーション)のドル円スプレッドをかなり縮小してご提供しています。

http://www.fxcm.co.jp/news/detail/2010/k1pgmk00000108i2.html

NYクローズから東京時間早朝にかけての流動性が薄い時間帯を除くと、1.0pipをコンスタントに下回る水準をご確認いただけると思います。NDD(ノーディーリングデスク)方式のインターバンク直結型のサービスとしては、かなり突っ込んだ条件だと思います。一部には、いつまでやるのかというご質問もありますが、単純に当社収益部分を思い切って削ってお客さまに還元するものですので、結果的に取引量が増えれば 恒常化させる予定です。

シンガポールドルのスプレッドに関して

今年の年末年始のカレンダーは日本のサラリーマンにとっては最悪に近いものではありますが、それでも多くの人が「休暇」を使って「海外」を含む「旅行」を計画されている事と思います。

 

当地シンガポールでは、この小さな島を出ますと、即「外国」なものですから、旅行というと即ち、「外国」に行く旅行を意味します。

 

で、外国に行くとなると、まず気になるのが「外貨」への両替であり、その交換レートでしょうか。

 

以前にもお伝えしましたが、この多民族国家であり、且つ定住者の4割が外人で、更に四六時中、観光や商用の外人であふれている当地シンガポールでは、街を歩いていて嫌でも目につくのが「Money Changer」の看板を掲げているお店です。

 

店によって交換レートはまちまちではありますが、総じて「悪くはありません」。チャンギ空港での両替レートは街中の両替商レートに比べるとかなり悪いですから(勿論、最悪の成田空港よりはMuch Betterではありますが)できるだけ避けたほうがいいです。

 

街中いたるところに外貨両替商が存在するシンガポールの中でも、両替店が一箇所に密集して互いの交換レートを競い合っているまさにメッカ・オブ・マネーチェンジャー!のような場所があります。

 

何と言ってもその筆頭格はラッフルズプレース(オフイスビルが集中するシンガポールの中心地です。)にある「Arcade」という名のビルの2階でしょうか。(チャイナタウンにある「Peoples Park」というビルの1階も特に人民元の交換レートでは有利なところです)

 

 

シンガポール通信

 

で、実際の現金交換レートはいかほどのものかと、売り買いレートを調べましてその手数料スプレッドを計算してみました。

 

<2010年12月2日正午 於Arcade 対SGD>

 

  Sell Buy      
USD 1.311 1.316 仲値1.3135 片道スプレッド(%)0.2%
往復スプレッド(%)0.4%
GBP 2.050 2.060 仲値2.055 片道スプレッド(%)0.2%
往復スプレッド(%)0.5%
EUR 1.720 1.725 仲値1.7225 片道スプレッド(%)0.1%
往復スプレッド(%)0.3%
JPY 15.600 15.670 仲値15.635 片道スプレッド(%)0.2%
往復スプレッド(%)0.4%
CAD 1.280 1.295 仲値1.2875 片道スプレッド(%)0.6%
往復スプレッド(%)1.2%
AUD 1.263 1.270 仲値1.2665 片道スプレッド(%)0.3%
往復スプレッド(%)0.6%
HKD 16.870 17.007 仲値16.9384 片道スプレッド(%)0.4%
往復スプレッド(%)0.8%
KRW 1.150 1.164 仲値1.157 片道スプレッド(%)0.6%

往復スプレッド(%)1.2%
CNY 19.750 19.881 仲値19.8154 片道スプレッド(%)0.3%
往復スプレッド(%)0.7%

 

さあ、いかがですか?言っておきますが、これは現金の交換レートでして、銀行口座間振替に使われるTTSとかTTBとかではありませんよ。

 

結構こなれたレートですよねえ。では、比較の意味で同日の東京三菱UFJ銀行の対顧客外国為替相場外貨現金売買レートをみてみましょう。

 

<2010年12月2日 東京三菱UFJ銀行 対円>

 

Cash Cash
Sell Buy       
USD 86.95 81.15 仲値84.15 片道スプレッド(%)3.5%
往復スプレッド(%)7%
GBP 143.32 119.32 仲値131.32 片道スプレッド(%)9.1%
往復スプレッド(%)18%
EUR 114.40 106.40 仲値110.4 片道スプレッド(%)3.6%
往復スプレッド(%)7%
SGD 70.04 58.38 仲値64.21 片道スプレッド(%)9.1%
往復スプレッド(%)18%
CAD 91.33 74.13 仲値82.73 片道スプレッド(%)10.4%
往復スプレッド(%)21%
AUD 90.89 71.49 仲値81.19 片道スプレッド(%)11.9%
往復スプレッド(%)24%
HKD 13.26 8.4 仲値10.83 片道スプレッド(%)22.4%
往復スプレッド(%)45%

KRW 8.86 5.86 仲値7.36 片道スプレッド(%)20.4%
往復スプレッド(%)41%
CNY 現金交換レートNo quote

 

さて、いかがでしょうか? わが目を疑いませんか?

 

外貨両替という極めて単純なサービス行為に対する手数料レベルにおいて、これほどまでに極端な違いが世の中にあっていいのでしょうか?

 

香港ドルや韓国ウオンの往復スプレッドで45%とか41%とかって、泥棒?と言われてもおかしくないですねえ。

 

勿論米ドルの7%ですら超割高な!スプレッドなのですが、およそ20%を超えるようなスプレッドというのは、殆ど「犯罪」と形容してもいいくらい尋常ではない手数料レベルです。

 

このような、ぼったくりレートがそれも「一流?」銀行によって平然とクオートされ、そのぼったくりレートに基づいたぼったくり商売が普通に行われているという状況が何故いつまでも許され続けるのでしょうかねえ?

 

こういった日本の状況を見ますと、「唖然とする」というのを通り越して、「何かこの世のものとは思えない不思議なものを見ている気がする」と感じるのは私だけでしょうか?

 

PS

 

邦銀がクオートする現金売り買いレートの異常さはともかく、銀行口座間振り替え時に使用されるTTSとTTBの開きでさえ、シンガポールの外貨両替商が提示する現金売り買いレートのスプレッドよりはるかに悪いものです。

 

上記例の通貨順で言いますと、2.4%、6.1%、2.7%、2.6%、3.9%、4.9%、7.9%、5.4%、6.3%となっています。最も低いのがドル・円の2.4%です。

トレーディングステーション 法人コースの特徴。取引単位:1,000通貨単位の整数倍。取引手数料:無料。取扱通貨ペア:26通貨ペア。スプレッド:トレーディングステーションと同様。維持証拠金:500円から。トレーディングステーション 法人コースでは500円の維持証拠金で1,000通貨単位のお取引が可能となります。両建て注文:選択可。両建選択の場合は、同一通貨ペアのポジションがある状態で。新規に反対のポジションが建ちます。なお、売りおよび買いポジションの合致した数量に対しても他のポジション同様に維持証拠金(100%)が必要でございます。両建取引は、売値と買値の価格差(スプレッド)について2重に負担する必要が生じるほか、スワップポイントの支払いと受け取りの差額を負担するなどのデメリットがあり、経済的合理性を欠く恐れがある点についてご留意ください。